一人の時間は豊かです♡でも、あまり長く一人でいないように(笑)
今、本屋の店頭を飾るのは「孤独礼賛書籍」ばかり。
孤独な時間にも豊かさは確かにあります。
でも「孤独」をこんなに礼賛されると、「孤独ビジネス」が大盛況と聞くと、立ち止まってしまう自分がいます。
だって、「真実の自分」を教えてくれるのは「人」なのですから☆
今でこそ、人の力を借りなくても、自分を簡単に知ることができますよね。
鏡がありますから。
でも最近まで、自分を知ることは本当に大変なことだったのです。
江戸時代までは青銅の鏡。
ゆがんでいて品質が悪いし磨かなければならなくて、現在のガラス製の鏡のようには自分を映し出すことはできませんでした。
ホモ・サピエンスがアフリカで生まれて20万年。
そのほとんどを鏡のない世界で生きた人類。
私たちは長い長い時間、「人の力を借りて自分を知る」ことが基本だったのではないか。
それを前提に進化してきたのではないか。
そんなふうに思えてなりません。
私が鏡のない世界で生きていたら、どのように世界と関わっていただろう。
目を瞑って、その情景を思い浮かべてみました。
鏡のない時代の私には、『世界が唯一の鏡』だったに違いない。
自分を知りたくて仕方ない私は、今よりもずっと、周囲の人と関わろうとしただろう。
今より真剣に人の声に耳を傾け、今より真剣に人にコミットする。
自分を映す唯一の鏡として。
鏡としての人は、私にとって魅惑的で宝も同然だったろう。
だから、関わるだけでなく、今よりもっと、その人との「絆」をほしがったかもしれない。
時計が「真実の時間」を表していないように、鏡も「真実の自分」を表しているわけではないのかもしれない。
一人の時間はとても大事です。
でも、「孤独ビジネス」の得意客にはならないようにしようかな。
一人の時間が長くなると「自分のことばっかり」になってしまうから。
少なくとも人と関わると「相手」のことを考える時間が得られます。
この相手のことを考える行為が自分という人間の真実を教えてくれるわけだから♬
今後あなたが関わる人には、いい人もいるし、嫌な人もいるでしょう(笑)
それでも出会った人すべてが、あなたの内的進化を助けてくれます。
両方、必要な人。
だって、出会いそのものが奇跡的なことだと思うから♥
自分に必要な何かを持った人としか出会わないように仕組まれてるのかもしれません☆
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