|b読書会|モモ⑤第3部17~最後

ブログ読書会の第5回目はモモ第3部17章~最後です。

|変化には、目的がある|

\\⭐// P.325「やってみます。」とモモはきっぱりと言いました。

「やってみます。」とモモはきっぱりと言いました。
マイスター・ホラはじっと彼女を見つめていましたが、やがてその顔に微笑がうかびました。

モモって、ここまでずっと、受け身だったんです。それでみんなに好かれて存在感があって・・・そんな子でした。

それがどうでしょう。突然自発的なモモに様変わり。

モモは親しい友達の危機という苦難にぶつかり、変わってしまったのです。

苦難は、その人が「変わるため」に起こります。

モモは成長する時期に入ったのですね。


・停滞、ドン底、人生の危機は「変わるため」に起こる

・変化には目的があり、変えなければならないから起こっている

・変化の目的とは、今自分にとって一番に大切なことに従わせるためである


そんなふうに思いました。

行動するモモがそう思わせてくれたのです。


苦難は、自分も知らなかった「未知なる力」を自覚させてくれますね。

自分にこんなことができるなんて!

そんなうれしい発見をもたらしてくれるのも、苦難です☆


|変化はひとりでに起こる|

\\⭐// P.325「やってみます。」とモモはきっぱりと言いました。

「おまえがいま考えているよりは、らくにできることもおおいと思うよ。おまえは星の声を聞いたね。こわがってはいけないよ」

自分の、今の一番の関心に従っているとき、扉は「ひとりでに」開いてゆきます。

深刻になっている自分が滑稽なほど、らくにできることも多いんですね。

それは自分以外の力が働くから。

星の声=今の一番の自分の関心。

ともいえるかもしれません。

自分の声だけ聴こうとするとき、人はどうも「自分のことばっかり」になってしまいます。

・うまくいくか

・評価されるか

・失敗しないか

星の声に従うとき、喜びが生まれ、自分の本質にアクセスできるのかも。


|モモを再読の感想|

何回も読んで、何回も満足してきたのですが、今回再読し終えて、びっくりする変化がありました。

なんだか、ものたりなかったのです!自分でもびっくり!

時間がテーマだから仕方ないのですが、私はモモをもっと知りたかった。

モモがどんな痛みをもっていて、モモがどんな望みをもっていて、もっともっと、モモを掘り下げたかったのです。

エンデにとってモモは一人の人格というよりは、ひとりひとりの心に住まう永遠性として描きたかったのかなーとも思えました。

数秘術の仕事をはじめて今年で8年目。

いつのまにか、「その人をもっと知りたい」という欲求が強くなっていたのかもしれません。

職業病ですかね^^


一緒に読んでくださったみなさま、ありがとうございました♡

🌜本と数秘のある暮らし✨

自然に生まれてくる<自分の物語>が教えてくれたこと 数秘術家 悠城レニ(Yuuki Leni)