お金と時間とRAS
勝間和代さんと林真理子さんの対談✩
勝間:私、少子化の本を書いたことがあって、初の少子化対策担当専任大臣の猪口邦子さんとの共著なんですけど、少子化の一番の問題は、子どもを育てるお母さんにお金とか時間が足りないことなんですよ。そこに向けて国とか社会が、やさしい気持ちとかお金とかを振り向けないと難しいことがわかってきてるんです。たとえば日本の会社って、子どもを持って働いた瞬間に、ほぼ出世はアウトですよ。あの仕組みはどうしようもないんです。
林:はい……。
勝間:一つはっきりわかってる指標があって、子どもの数と時間当たり生産性はものすごく連動するんです。1時間当たりたくさんお金を儲けられる社会は、長時間労働をしなくてすむので、子どもがたくさん生まれるんです。だから日本の抜本的な少子化対策は、実は長時間労働の撲滅なんです。これは男女ともに。でも、残念ながら日本政府はそこまで頑張ってないんですよ。
※原文:https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2020031200024.html
■子どもを育てるお母さんにお金と時間が足りない。
■1時間当たりたくさんお金を儲けられる社会は子どもがたくさん生まれる。
なるほど、と思う。
でも本来、お金と時間はたっぷりとあるはずなんです。
豊かさって空気のようにあるはず。
なぜないのか。
結局行きつく先は教育問題になるでしょう。
小中高と頭の柔らかい時代に管理教育を受け続け、
自発性のアンテナに麻酔を打たれちゃってるから。
本来的な教育って自発性を育むことのはずなのにね。
最近、自発性と関わるRASについての本を読みました。
ブレイン・プログラミングというタイトルです。
RASとは人が内在するアンテナのこと。
ピンと来たときの「ピン」を司る脳のしくみのことです。
本書によればRASはGPSとそっくりなのだという。
GPSシステムがあるとき、大事なのはどこへ行きたいかであって、どうすれば行けるのかを考える必要はない。RASもそうだ。
目標さえ決めれば、RASはそこへたどりつくための情報を片っ端から集めはじめる。
道を間違えても、すぐに行くべき道を教えてくれる。
あとは任せればいい。
だからこそ、RASにプログラミングすることが絶大な効果を生むのだという。
ということは、私たちはすでに管理教育をプログラミングされてるってことですよね。
・自発的にならないように。
・管理しやすいいい子になるように。
・どこへ行きたいか、なんて考えないように。
ただ管理教育は所詮人間の所業。
気がついた人からRASに再プログラミングをすればいい。
・自発性を大事にしていい。
・誰からも管理されなくていい。
・どこへ行きたいか、を考えていい。
私もRASを眠らせたままだったら、
バイトだけのママだったと思う。
どこへ行きたいか、なんて夢にも思わずに。
今の時代はお母さんたちの味方でもあると思います。
ブログもあるし、他のSNSもある、ZOOMもある。
自分らしさを表現できるし家で仕事もできる。
どこへ行きたいかが明確になればかなり遠くまでいけるのでは?
★大事なのはどこへ行きたいか。
時間とお金が足りないという問題も、
1時間当たりたくさん儲けられる社会でないのも、
「自発性=どこへ行きたいか」
ここを一人ひとりが大事にすれば変われのではないか。
勝間さんと林さんの対談を読んでそんなことを考えました。
Question:あなたはどこへ行きたいですか?
※RASについてはこの本もわかりやすかったです。
(第6章人生のアンテナ:RASの弱点も書かれています)
時間のある方は読んでみてね☆
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