お客様の人生を変えるのが怖いと思ったら
私のセッションをきっかけに誰かの人生が変わることが急に怖くなりました。
変わることを望んだのはご本人で、私はご本人のサポートをしただけではあると思うのですが。
なんだかすごい責任を感じてしまって。ー受講生Aさんー
自分がきっかけで/相手の人生が変わる。
こう考えてしまうと本当に恐ろしいですね(笑)
ただ、その疑問は本当?
という問いかけをしてみてもよさそうです。
怖れは、真実ではないから。
真実は、愛のはずだから。
本当に「自分が」相手の人生を変えることができるのか?
そもそも、本当は「誰が」セッションをしているのか?
そんな哲学的な問いも成り立ちます。
私の数秘術講座のテキストではおなじみのピュタゴラスさん。
万物は数であると喝破した古代ギリシャの数学者であり哲学者です。
彼は命の原理を音楽で説明しています。
(数学と音楽って親戚みたいなものなのですよ!)
「天球の音楽」という美しネーミングの概念なのですが、それによると、
『生きるとは宇宙のハーモニーに参加することであり、宇宙と調和するとは宇宙というオーケストラに参加して私という音楽を奏でること』
なのです。
調和した音色を奏でられなくなった人には、「ハーモニーはこうだよ」と調律をするために、この世界そのものが、あらゆる手段でその人を調和させようとします。
そのプロセスとして一見苦しいことが起こる。
心身の痛みであったり、受け入れがたい出来事であったり。
気づいて!そのままではダメ!やり方を変えて!
ということなんですね。
施術者は、宇宙の音楽を「そのまま届け」支えるお役目なのではないでしょうか。
「自分が」施術しているのではなく、
「宇宙が」自分という楽器を通じて音楽を奏でている。
そう考えることはできないでしょうか。
お客様との出会いさえ自分の力を遙かに超えた導きによるものです。
Aさんの役割は、宇宙の音楽をよく聴いて楽器に徹すること。
つまり、Aさんに直接相手の人生を変える力はないのでは?
むしろ、「自分が」を捨てて、自分を空っぽにした方が、宇宙の音楽をダイレクトに作用させることができそうです。
不安になる考えって、そもそも前提が間違ってるよーというサインです。
真実は愛しかありませんから!
以上のことをお伝えすると、Aさんから返信が届きました。
私個人の責任とかではなくて、もっと大きな何かと共に創造の仕事をしているんだ、と思うととても心が軽くなりました。
そしてワクワク感というかトキメキというか、次はどんな出来事が待ってるんだろうという、仕事楽しむ余裕が戻ってきました。
もっと大きな何かと共に創造の仕事をしている。
小さな自分(個)の背後に大きな自分(自然の一部)を感じられるといいですね!
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