「コロナの荒野を前にして」を読んで
松尾スズキさんの『コロナの荒野を前にして』を読んで。
書いてくださってありがとうございます♡
そんな気持ちになったんですよね。
「みんなが荒野の中にいる」そして、
「みんなが荒野で新しい世界を創ろうとしている」
そんな静かな、力強いエネルギーに励まされました!
一部抜粋してみなさんにもシェアしますね^^
★焼け野原でスキップしながらシャンソンを歌う。
かつて私が『TAROの塔』というNHKドラマで演じた岡本太郎は、終戦後焼け野原になった東京でスキップしながらシャンソンを歌った。
フランス語なので覚えるのが大変だったが、 非常にバカバカしくて、そして、涙が出るほど美しいシーンだった。(引用)
コロナは演劇・コンサートなど、芸術表現の場で、特に大きな打撃を与えました。
その荒野が戦後の焼け野原にも重なります。
でも、今の日本は、その焼け野原から生まれました。
焼け野原でスキップしながらシャンソンを歌う。
その姿は新しい世界が生まれる前の鼓動のような感覚さえ覚えます。
多くの人の人生にもあったんじゃないかな。
目の前に荒野が広がったときが。
頼りなく、スキップしたときが。
それは松尾スズキさんにとって、涙が出るほど美しいシーンなのだそうです^^
そうですよね!
動き出そうとしているのですから!
★自分の中に無謀がなければ、今の自分はいない。
一公演で億単位の予算を使うコクーンの現状は、焼け野原、荒野である。
荒野の前にスタートラインがひかれ、そこに私は立っている。
実に自分らしいスタートだと思う。(引用)
ここを読んだ一瞬に思い出しました。
私の、私と出会ってくれた多くの方の、焼け野原、荒野のことを。
思えば無謀だった。
でも、自分の中に無謀がなければ、今の自分はいない。
そして、今、目の前にはなにもない。あの頃と同じようになにもない。(引用)
私も、あなたも、そうやってスタートしましたね。
目の前には何もない。
これは実に私らしく、またあなたらしいスタートだと思います。
★それしかできないことすらやらないなんて怠慢すぎる
再開の形は今まで通りとは行かないかもしれない。でも、お待ちいただきたい。
私の初舞台は、美術セットはなく、椅子が五つだけ、出演者は五人、客は身内が五〇人。
そこから始めました。まさに荒野でした。(中略)今は筆を執ることしかできませんが、それしかできないことすらやらないなんて怠慢すぎる気がして。とりあえず。(引用)
今、それしかできないこと。
それをやるために筆を執ったのですね。
岡本太郎さんの焼け野原のシーンのように。
ありがとうございます♡
✧
そういえば、先ほどまであんなに荒れていたお天気が嘘のように静まりました。
雨もすっかりやみましたね。
ここまで書いて、ふと頭をよぎった本があるので本棚へ探しに行きます。
ありました^^
何かをしているときにポンッと出てくる本はいつも何かを携えています。
そうそう!動けないときは言葉を磨くといいのですよ♡
この本によると「いい言葉」は運を連れてきてくれるのだそうです。
今日は「いい言葉」とは何か、じっくり復習するつもりです☆
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